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国指定重要文化財 仁王門元旦護摩供

 仁王門は飛騨大隅の作といわれる八脚門で茅葺き寄棟造り、木造りの簡素にして端麗な建物で、室町時代の文亀年間(1501〜1504)の再建、桃山期の建築様式として国の重要文化財に指定されている。柱は一見円柱のようで実は一六角になっており、強さと素朴さがにじみででいる。
  内陣には本朝一像の仁王尊が鎮座し、古くより七難即滅し給い、特に火伏せ、身の上安全の仁王尊として世人の信仰を集めている。
  毎年1月8日には、江戸時代、火災を免れた近隣の旦那衆により大注連縄の奉納がある。

千葉県有形文化財 本堂 元旦護摩供

 本堂は銅板葺き、方五間の宏荘な建物で、元禄9年(1696)の建立、千葉県有形文化財に指定されている。
本堂の階段を上ると外陣であるが、正面入り口に扉はなく、四本の大紅梁がかけられ、天井は化粧屋根裏に続いて内側を鏡として、左右に天人を、中央に龍を飾り、ゆったりとした大空間をつくり、いつでも観音の慈悲にすがれるようになっている。
 本堂正面を上がると、左右の軒下近くに二頭の木彫りの馬が奉納されている。もとは青と白の馬であったというこの馬は、左甚五郎の作ともいわれている。
 その昔、この馬が夜な夜なここを抜け出し、近くの源田野に草を田部に行き、田畑を荒らすばかりか、地元の飼い馬と喧嘩したりしたため、困った里人が住職に訴えた歌。そこで住職は今の高い場所に上げて釘で打ち付けてしまった。以来、里の被害はなくなったという。

しもふさ七福神のひとつ 毘沙門天元旦護摩供

 本堂内陣の毘沙門天とは別に戸外に鎮座する毘沙門天である。もとはインドの神であったものが、仏教に帰依し仏教を護る立場となり、商売繁盛、福徳円満のご利益がある。別名を多聞天という。
しもふさ七福神のひとつにあげられ、七福神巡りの参拝者も多い。

 

 

 

千葉県有形文化財 銅造宝篋印塔元旦護摩供

 成田市指定文化財夫婦松、芭蕉の句碑と向かいあって建つこの塔は、三段の石基壇の上に、鋳造製の宝篋印塔が精巧に作られ、美術的価値の高いものである。享保3年(1718)江戸神田住人小幡内匠により鋳造されたものである。側面には寄進者の名が彫られているが、それを見ると、観音信仰がたいへん遠くにまで及んでいたことが伺える。

 

 

ぼけ封じ道祖神元旦護摩供

 高齢化社会を迎えて、ぼけ封じのために中興第二十世が感得した道祖神を彫刻させ奉祀したものである。

 

 

 

 



地蔵堂地蔵堂

 船越地蔵の名で知られるお地蔵様が中央に、右に閻魔大王、左に脱衣婆が鎮座する。
この船越地蔵尊は、ご詠歌に「音に聞く なめかわ寺のけさがふち あみころもにて すくふなりけり」とあるように、一寸二分の十一面観音をいだき、朝日が渕よりのぼり給うた地蔵尊である。

 


子安観音堂

 おさめられているのは、安産子育てのご利益をいただける観音様、赤子を抱いた観音像である。毎年、節分前後には、この土地ばかりでなく、近隣の女人衆が連れ立ってお参りにくるが、その行列を見ると春がきたことを実感する。

鰐口・常念仏堂鬼瓦(下総歴史民族資料館に収蔵展示)